2007年07月23日

Posted by むうちゃん
at 13:29
Comments(0)

ダイエットの必要性

ダイエットの必要性(6)

■■日本人の肥満■■


□ 蓄積する脂肪には二つのタイプがあります。
1) 下腹部や臀部につく「皮下脂肪型」(下半身肥満と呼ばれるタイプです)、これと、特に腸管周りに脂肪がつく「内蔵脂肪型」(上半身肥満と呼ばれるタイプです)があります。よく「洋ナシ型」とか「リンゴ型」と言われる区別もありますが、「リンゴ型」が本当はどちらの型であるかを判別するには、CTスキャンを行う必要があります。
2) このブログで対象にしているのは、後者の「内蔵脂肪型」に対するダイエットです。内蔵脂肪は、付きやすくけれど落ちやすい、傾向にあります。これはよくコントロールされた食事や運動によって自律神経の一つである交換神経を活性化させると、内蔵脂肪は燃焼しやすいからです。


□ 最近よく聞かれることが、日本人は痩せ難い体質の遺伝子を持っている人が多い、ということです。遺伝子研究は現代医学の花形課題の一つですから、現在、基礎代謝に影響を及ぼす遺伝子が10種類程度解明されています。さらに研究が進めばより多くの種類とその作用に関する知見がもっと得られると考えられます。
1) 脂肪細胞には二種類あって、白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞があります。前者は脂肪を溜め込む性質があり、体にエネルギーを貯蔵する役割をもっています。一方、後者は脂肪や糖分を燃焼させる性質を持っています。例えば、β3アドレナリンレセプター(β3アドレナリン受容体)は、本来、ノルアドレナリンというホルモンと結合して、褐色脂肪組織を活性化し、白色脂肪組織を減少させる作用を有します。つまり肥満解消に働くわけです。しかし、このレセプターに異常があると、痩せ難い体質に変わってしまいます。こうした異常のある人が日本人に比較的多いというわけです。
2) 遺伝子的な問題がある場合には、その解明とテーラーメイド的な治療が必要となるケースがありますので、専門機関へのご相談をおすすめします。


□ 子供のころの食生活習慣が肥満に影響を与えることがあります。脂肪を貯蔵する白色脂肪組織の細胞量が急増するのは、生まれる一ヶ月前、生後一年間、そして思春期と限られていると言われ、この時期に過食傾向にあると、白色脂肪細胞が増え、肥満の素地が整ってしまうからです。また、あわせてインスリンの分泌も多くなり、好ましくない方向に向かうことになります。


★★★ 管理人の今週の体重とBMI ―――― 78.0kg、BMI26.4(2007年7月23日)
何も変化がありませんでした。でも、体の動きが軽くなってきました。




同じカテゴリー(ダイエットの必要性)の記事





※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

pagetop▲