2007年08月31日
ダイエットに関係する健康食品(25)
■■ダイエットに関係する健康食品原料・食材(15)■■
□ アスタキサンチン
1)由来・製法・成分
a) 鮭、イクラ、エビ、カニなどの魚介類やヘマトコッカス藻などの藻類などに赤い色素の成分として多く含まれる赤色カロチノイドです。
b) カロチノイドは、構造的なことを除いて簡単に言いますと、脂溶性色素の総称です。使用されだしたのは1911年で、ニンジン色素に対してカロテン、紅葉から抽出した黄色い色素に対してキサントフィルという名称が付けられ、それが合わせてカロチノイドと呼ばれたのが始まりと言われています。
c) 主な工業的製法としては、ヘマトコッカス藻などの藻類を培養し、スプレードライヤー等で乾燥後、超臨界抽出などの抽出精製によって製されます。コスト的には、用いる藻類の細胞壁の厚さが薄いかどうかがポイントだと言われています。
d) 化学合成による方法も試みられていますが、光学異性体の副生制御が難しいため、化成品の場合には、もっぱら養魚用に用いられています。
2)機能
a) カロチノイドに共通するものとして、抗酸化作用とプロビタミンA活性があります。
b) 抗酸化作用は、カロチノイドの中でもトップクラスに分類されています。また、分子構造から、疎水性の部分と親水性の部分があり、これまで健康食品に用いられてきたルティンなどのカロチノイドが疎水性だけの部分で構成されていたことと異なり、このことはアスタキサンチンの生体内分布が広いことを意味します。また、適切な還元で復元するため、再利用の可能性も示唆されています。
c) プロビタミンA活性とは、生体内で代謝されて有用なビタミンA(レチノール)に変換されることで、ビタミンAの生理機能としては、視覚、成長・生殖、味覚、細胞の終末分化、形態形成に関与し、さらに上皮組織の機能維持や免疫作用にも深く関っています。
d) アスタキサンチンに関する研究報告は多く、動脈硬化予防や糖尿病性白内障の予防、抗炎症、免疫賦活、脂質代謝改善などのさまざまな機能性が確認されています。
e) 最近は、血流脳関門や血液網膜関門も通過する可能性が示唆され、優れたブレインケア、アイケア製品への開発が期待されています。
☆☆☆ ダイエットに関する健康食品素材・食材をご紹介していますが、あわせてメタボリックに有効とされるものもご紹介しています。
□ アスタキサンチン
1)由来・製法・成分
a) 鮭、イクラ、エビ、カニなどの魚介類やヘマトコッカス藻などの藻類などに赤い色素の成分として多く含まれる赤色カロチノイドです。
b) カロチノイドは、構造的なことを除いて簡単に言いますと、脂溶性色素の総称です。使用されだしたのは1911年で、ニンジン色素に対してカロテン、紅葉から抽出した黄色い色素に対してキサントフィルという名称が付けられ、それが合わせてカロチノイドと呼ばれたのが始まりと言われています。
c) 主な工業的製法としては、ヘマトコッカス藻などの藻類を培養し、スプレードライヤー等で乾燥後、超臨界抽出などの抽出精製によって製されます。コスト的には、用いる藻類の細胞壁の厚さが薄いかどうかがポイントだと言われています。
d) 化学合成による方法も試みられていますが、光学異性体の副生制御が難しいため、化成品の場合には、もっぱら養魚用に用いられています。
2)機能
a) カロチノイドに共通するものとして、抗酸化作用とプロビタミンA活性があります。
b) 抗酸化作用は、カロチノイドの中でもトップクラスに分類されています。また、分子構造から、疎水性の部分と親水性の部分があり、これまで健康食品に用いられてきたルティンなどのカロチノイドが疎水性だけの部分で構成されていたことと異なり、このことはアスタキサンチンの生体内分布が広いことを意味します。また、適切な還元で復元するため、再利用の可能性も示唆されています。
c) プロビタミンA活性とは、生体内で代謝されて有用なビタミンA(レチノール)に変換されることで、ビタミンAの生理機能としては、視覚、成長・生殖、味覚、細胞の終末分化、形態形成に関与し、さらに上皮組織の機能維持や免疫作用にも深く関っています。
d) アスタキサンチンに関する研究報告は多く、動脈硬化予防や糖尿病性白内障の予防、抗炎症、免疫賦活、脂質代謝改善などのさまざまな機能性が確認されています。
e) 最近は、血流脳関門や血液網膜関門も通過する可能性が示唆され、優れたブレインケア、アイケア製品への開発が期待されています。
☆☆☆ ダイエットに関する健康食品素材・食材をご紹介していますが、あわせてメタボリックに有効とされるものもご紹介しています。
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。